■若手の見本となる女性幹部育成
若い女性社員を経営幹部候補に育て上げることを目指して設立されたプラスカラー。営業から広報、販売促進、人事まであらゆる部署の人材育成に応じ、机を並べて仕事をしつつ教え込む「オン・ザ・ジョブ・トレーニング」の手法により、短期間でも身につく実践的な内容と評判だ。創業者の佐久間映里さんは「若い女性社員の手本となる『ロールモデル女性』を世に送り出したい」と熱く夢を語る。
◆実績ない会社に援軍
日本企業もようやく女性登用に目覚め、幹部に占める女性の数に数値目標を取り入れる企業が増えてきた。もっとも実際に増やすとなると、幹部にふさわしい実力を養う環境が不可欠。実績のない会社はどう育てればよいか見当すらつかず、一歩目からつまずくケースが少なくない。そこで援軍を買って出たのがプラスカラーだ。
女性登用への社会の理解が進みつつあることもあり、依頼は増加している。「大企業より中小・中堅企業の方が、教える先輩がいない分だけ需要がある。特にIT企業の顧客が多い」という。
佐久間さんは、ビジネスウーマンとしての活躍を心に誓い、大学卒業とともに上京。25歳で結婚するまでの3年間は仕事漬けの生活を送った。努力の甲斐あって、求人広告会社で優秀な営業成績を挙げ、新人MVPだけでなく、全社MVPにも選ばれた。会社設立の直前まで勤めていたサイバードでは人事や広報も経験、仕事の幅を広げた。