通期業績予想と配当予想の修正について会見する任天堂の岩田聡取締役社長(右)と君島達己常務取締役(左)=1月17日午後、大阪市中央区(榎本雅弘撮影)【拡大】
さらに、事態を悪化させているのはゲームソフトの販売不振だ。ゲームは赤字覚悟で本体を販売し、ソフトの売り上げで利益を回収するのがビジネスモデルとなっているが、本体販売が伸び悩む据え置き型ゲーム機「WiiU(ウィー・ユー)」だけでなく、国内を中心に普及が進む「ニンテンドー3DS」でもソフト販売が低迷した。
本体、ソフトともに販売不振の手詰まり状況だが、岩田社長は「結果は深刻だが、まだ困っていない。やるべきことがはっきりしている」と説明。営業利益1千億円の公約も、「(公約は)目標達成に向け最善の努力をしたいとの意味だ」と述べ、辞任を否定した。
岩田社長は、任天堂向けゲームソフト開発のハル研究所のプログラマーとして活躍。経営危機に陥った同社社長に就任して再建を果たし、その経営手腕が山内溥(ひろし)前社長の目にとまり、12年に任天堂取締役に迎えられた。