三菱重工業と日立製作所は21日、中国でのガスエンジンによる分散型発電システム事業で協業すると発表した。中国政府は天然ガスを燃料とする高効率な分散型発電システムの導入を打ち出している。両社は機器販売から省エネソリューションまで一貫して提供する体制を築くことで、需要を取り込む狙いだ。
分散型発電システムは大型の発電所と比べ、小規模でエネルギーの利用効率が高く、内陸部や離島では、工場や商業施設に近い場所への設置が見込まれる。
そこで、両社は分散型発電システム事業に本格参入。中国でエンジンや発電機器の販売を手がける三菱重工業の子会社の株式35%を日立が取得し、今年中に合弁会社化する。
日立はコージェネレーションシステム(発電時の排熱も利用する熱電併給システム)や省エネシステムの構築に強みがある。新会社は、三菱重工が行ってきた発電機器の販売に加え、コージェネレーションシステムも含めたソリューションの提供なども手がける。
こうした取り組みで2014年度に約70億円を見込む売上高を18年度に200億円超に引き上げる目標だ。