インドは来年以降、太陽光を利用した発電が大幅に拡大する見通しだ。同国の太陽光発電導入計画「ジャワハルラル・ネルー国家太陽エネルギー発電計画(JNNSM)」は、国内の太陽光発電能力を2017年までに1000万キロワット、22年には2000万キロワットに引き上げることを目指している。現地紙エコノミック・タイムズなどが報じた。
世界銀行はJNNSM第1期(10~13年)に関する報告書で、インドの太陽光発電能力がこの3年間で3万キロワットから200万キロワットに増加したとし、今後、太陽光発電で世界をリードする存在になると予測している。
また、JNNSMの推進により、インドの太陽光発電コストは1キロワット時当たり0.15ドル(約16円)と世界でも安価でコスト競争力を高めていると指摘した。