インド南部で大規模なインフラ開発計画がいよいよ動き始める。総投資額は国内総生産(GDP)の約12%にあたる3兆ルピー(約4兆9000億円)となる見込み。同国政府は、西部マハラシュトラ州ムンバイとIT企業が集結する南部カルナタカ州バンガロールを結ぶ全長1000キロメートルに及ぶ産業回廊の建設計画に着手することを明らかにした。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。
すでにインド政府は英国政府と共同で事前調査に取りかかることで合意しており、次に開発業者の入札を始める見込みだ。
詳細は明らかにされていないが、道路建設などインフラ整備と産業集積を進め、少なくとも4カ所の工業地区を設置することで、特に製造業の飛躍的な拡大が見込まれる。回廊沿いでは250万人の雇用が創出され、100万戸の住宅が建設される見込みだ。