フィリピンは再生可能エネルギーの新規整備事業を加速させる。同国の計画によると、2030年までに再生可能エネルギー発電能力を現在の3倍に相当する約1600万キロワットに引き上げることを目指している。現地紙インクワイアラーなどが報じた。
09年には再生可能エネルギー法案が施行され、再生可能エネルギーの導入が活発化した。現在、同国の総発電量に占める割合は約28%、発電能力は540万キロワットで270万世帯分の電力をまかなうことができるという。
エネルギー省は昨年12月、新たに風力や太陽光を利用する63万キロワット分の発電事業を承認。再生可能エネルギーの導入は順調に進んでいるが、30年までに目標を達成するためには、5567億ペソ(約1兆2971億円)の投資が必要になるとしている。
現在、再生可能エネルギーには電力の固定価格買い取り制度を20年間適用、また、発電事業者は事業開始から7年にわたり所得税が免除されるなどの優遇措置を受けている。再生可能エネルギー管理局長は「さらなる財政優遇措置で発電事業への投資を呼び込みたい」との見解を示した。