1月17日、自民党青年局の有志研修会に出席する小泉進次郎内閣府兼復興政務官。研修会でも、舛添(ますぞえ)要一氏を支援しない方針を改めて強調した=2014年、東京都千代田区永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)【拡大】
東京都知事選(1月23日告示、2月9日投開票)で、自民党が小泉進次郎内閣府兼復興政務官(32)への対応に苦慮している。進次郎氏は党が支援を決めた舛添(ますぞえ)要一元厚生労働相(65)を応援するどころか、「応援する大義はない」と批判を繰り返しているからだ。
父の小泉純一郎元首相(72)も「脱原発」を旗印に出馬表明した細川護煕(もりひろ)元首相(76)への全面支援を宣言しており、自民党執行部にとっては親子ともども頭痛のタネになっている。
「(舛添氏は)野党で一番苦しかった時に『自民党の歴史的使命は終わった』と党を出た。ずっと離れずにいた自民党員、有権者がこの姿勢に『自民党の背骨』があると見るかどうかだ」
進次郎氏は1月17日の党青年局の研修会でこう語り、舛添氏を支援しない方針を改めて強調した。