任天堂の営業損益の推移【拡大】
ところが、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が昨年11月に欧米で発売した据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」は空前の売り上げを記録。1カ月強で420万台を販売し、1年先行して発売したWiiUの累計販売を抜き去る勢いで売れ続けている。このPS4のヒットは、スマホが浸透してもゲーム専用機にいまだ潜在需要があることを証明してみせた。
ソフト開発会社が敬遠する“低性能”
なぜ、WiiUはゲーマーの心をつかむことができなかったのか。
専門家はその理由をインターネットとの連携を含めた「性能不足」とみる。WiiUの性能は、PS4の1世代前のPS3とほぼ同等とみられている。ソフト開発会社の間では「性能的に時代遅れのゲーム機」との評価が定着し、最先端のネット対応ソフトを開発しても動作しないなど開発効率が悪く、敬遠されがちという。このため、魅力的なソフトが登場せず、本体も売れないという悪循環に陥っているというわけだ。