山梨県を訪れた外国人旅行者数【拡大】
センターでは、英語と中国語、韓国語を話せるスタッフを配置したほか、案内用のタブレット端末はタイ語やインドネシア語なども含めて7カ国語に対応する準備を進めている。隣接地には、世界遺産の登録にあたって信仰の対象や芸術の源泉という文化的な側面を評価された富士山の意義を訴える施設として、16年度中に県の「世界遺産センター」(仮称)が整備される。
富士山観光の最寄り駅となる富士急行河口湖駅(富士河口湖町)でも、観光総合案内所を訪れる外国人客は増えている。11年は東日本大震災の影響で約1万7000人に落ち込んだものの、12年は前年の約2.2倍に急回復し、さらに13年は前年比55%増の約6万人。国・地域別で1位のタイと2位の台湾がいずれも倍増し、全体を押し上げた。