金融庁と総務省は24日、日本郵政グループのかんぽ生命保険が申請していた学資保険の新商品の販売を、同日付で認可したと発表した。これを受け、かんぽ生命は新学期が始まる直前の4月2日に新商品の販売を始めると発表。日本郵政は2015年春をめどとする株式上場に向け、2月に策定する中期経営計画の柱に新学資保険を盛り込む。
改正郵政民営化法が12年に成立して以降、金融商品の新商品認可が出るのは初めて。かんぽ生命は死亡保障を薄くし、保険料を引き下げた新商品を販売する。
日本郵政の西室泰三社長は、東京都内で会見し、「お客さまの利便性が向上し、経営の安定にもつながる。非常に意義がある」と強調した。
金融庁と総務省は、12年11月に発覚した約100億円に上る保険金の支払い漏れの解消が進んだほか、改善策が講じられたと判断した。金融庁は「支払い体制が他の保険会社と遜色(そんしょく)ないレベルになっている」(幹部)と評価した。