ホンダによると、信号待ちからの発進の遅れをなくせば追突事故の防止につながる。また、事前の実験では無駄な加速や減速を防ぐことで燃費が最大7.2%改善したという。
信号機の情報を基にした運転支援の実証実験は、トヨタ自動車も昨年5月から愛知県警とともに取り組んでいる。トヨタは、ホンダと同様のシステムのほかに、右折車の死角に入った対向車や歩行者を信号機に設置したカメラなどが検知し、危険だと判断した場合には車内のモニター表示と音で危険を知らせる仕組みも開発している。
日産自動車は、出合い頭の事故が多発する見通しの悪い交差点で、進入して来る車の情報を光ビーコンから受け取り、カーナビに表示するシステムを既に実用化しており、複数の車種に搭載している。
自動車各社の運転支援技術が実用化されれば事故の発生を抑えるだけでなく、燃費の向上や渋滞緩和につながる。自動運転車の実現にも重要な役割を果たすことから、各社の開発競争は今後さらに激しくなりそうだ。