タイは、車を初めて購入する人向けに税金を優遇する制度の終了に加え、反政府デモの影響もあり、市場規模が前期比15%減の113万台に減少すると予測。インドも、経済減速の影響で3%減の300万台程度になるという。インドネシアも昨年並みの122万台にとどまるとみている。
ただ、ホンダは、新興国市場が低迷するなかでも、新車投入を軸に14年通年では販売の大幅増を目指す計画だ。インドでは年間販売を前年比42.9%増の15万台と設定。好調なディーゼル車を拡販する。インドネシアでも販売増を目指す。
このため14年暦年の世界販売台数については「(前年比12.1%増の)400万台半ばを狙う」(岩村副社長)。