ただ、一方で「中小企業向け融資はほぼ横ばい」(三菱UFJFG)だ。三菱UFJFGの13年12月末の住宅ローン向け貸出残高も9月末比で微減だった。
貸出の主体が中小企業向けのりそなホールディングスの傘下銀行合算でも、12月末の貸出残高は前年同期比1.9%増と伸びが小幅にとどまった。
日銀は金融緩和を通じて資金を借りやすくし、中小も含めた国内企業が設備投資を増やすことで国内経済を活性化させる青写真を描く。
だが、足元の貸出の伸びは限定的で、大手銀行の資金は日銀の当座預金にとどまっているとみられる。国内経済をさらに活性化させるためには、企業のきめ細かなニーズの掘り起こしを通じた資金需要の拡大が課題だ。