【2014春闘】 (2/3ページ)

2014.2.4 05:00

宮原耕治氏

宮原耕治氏【拡大】

  • 古賀伸明氏

 --企業の内部留保を賃上げの原資にとの期待もある

 「内部留保は何でもため込んでいるイメージだが、多くは投資や設備に回ったものがバランスシート上に積み上がっているだけだ。現金を積み上げているのは、大企業より中小企業でリーマン・ショックのような不測の事態への備えが多い。実情を分かってもらえるよう発信していく」

 --昨年末の政経労協議ではまず賃上げが合意された

 「アベノミクス効果が経済成長につながるため、政労使が共通認識を持ち、最大限がんばろうと確認した。異例だが、意義のある会議だった」

                   ◇

 ■月例賃金の引き上げを

 □連合会長 古賀 伸明氏

 --2014年春闘のポイントをどうみているか

 「すべての組合が、月例賃金の引き上げにこだわっている。物価上昇・景気回復局面にある中で、4月から消費税率も上がる。物価や負担だけが上がり、国民所得が上がらなければ、社会の混乱は必至だ。デフレからの脱却と持続可能な安心社会を実現するため、経済成長と整合した賃金を決定していく必要があるとみている」

 --あくまで月例賃金にこだわる理由は何か

 「一時金は業種や業態によって格差があるうえ、最低賃金の基礎ベースにも入らない。非正規労働者は一時金の仕組み制度を持たないところもあり、月例賃金こそが強い社会性を持つといえる。国内総生産(GDP)の6割を占める個人消費を回復することで『賃金デフレ』を起点とする悪循環から抜け出せるはずだ」

 --組合側の要求が通った場合の波及効果は少なくなった

 「確かに、業績好調な産業・企業での交渉結果が、他の交渉に波及することは少なくなった。とはいえ、賃金決定にあたって、世間相場や波及効果がまったくないということはない。われわれも(回答引き出しの)最大の今春闘のヤマ場を1日に集中して、そこに向けた相場形成をしていく」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!