“理想郷”遠ざかるソニー 電機・娯楽・金融…目指すは「感動」 (2/4ページ)

2014.2.11 08:45

 音楽と並び、ソニーのエンターテインメント(娯楽)分野を代表するのは映画事業だが、ソニーがハリウッドの一員として認められるまでの道のりは決して平坦(へいたん)ではなかった。

 1989年のコロンビア映画買収は、日本のバブル景気を背景にした「外国資産の買いあさり」と米国内の一部から批判論が持ち上がり、激しいバッシングまで起きた。また、日本国内でも、最初は赤字続きだったため、「映画買収は失敗」と酷評された。

 それでも、ソニーはあきらめなかった。ユニバーサル映画(旧MCA)を買収したパナソニック(当時は松下電器産業)が、文化の違いと経営の難しさに直面して早々と撤退したのに対し、ソニーは時間をかけてハリウッドの文化に溶け込もうと努力した。その結果、近年はシリーズ物を中心に米市場で上位のシェアを占めるようになった。

 もうひとつの屋台骨となろうとしているのが金融だ。後発のソニーが金融で急成長を遂げたのは「『人がやらないことをやろう』というソニーらしさ」(関係者)があったからだ。

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