キヤノンは14日、米半導体技術開発会社モレキュラーインプリント(MII)を買収すると発表した。4月にも完全子会社化する。これまで両社は高度な微細加工を実現できる次世代半導体露光装置の共同開発を進めてきたが、量産化のめどが立ったため、MIIの買収を決めた。2009年からMIIなどと共同で半導体のウェハーに20ナノメートル以下で回路を引ける装置の量産化の開発を進めてきた。ただ、オランダのASMLやニコンは10ナノメートル半ばで回路を引ける技術を持っている。キヤノンはMIIを取り込み、同じレベルの装置を早期に量産化したい考え。さらに低コストで半導体を製造できる開発を進め、巻き返しを図る。