こうした共演企画の背景には、各時代の人気番組への“反発”があったようだ。番組開始当時は「シャボン玉ホリデー」(日本テレビ系)のような音楽バラエティーが主流で、昭和50年代からは「ザ・ベストテン」(TBS系)などランキングを重視した番組も増えた。
フジにも「夜のヒットスタジオ」(昭和43年~平成2年)や、「HEY!HEY!HEY!」(6~24年)といったバラエティー色の濃い番組があった。このため、現在番組のチーフ・プロデューサーを務めるきくち伸さんは「ミュージックフェアはちゃらちゃらする必要がなく、独自路線を追求できた」と分析する。
“本線”音楽番組に
ただ、「HEY!HEY!HEY!」の放送が24年に終了したことで、「ミュージックフェア」にも変化が生じつつあるという。きくちさんは「今はフジテレビ“本線”の音楽番組になっている。以前、アイドルはあまり出なかったけれど、呼ぶ機会を増やさないと、その時代を切り取り損なう」と説明する。