チカラコーポレーションが経営する美容院の勤務風景。失恋しても休暇でリフレッシュ(同社提供)【拡大】
他にも子供を持ち会社の忘年会や食事会になかなか参加できない社員のために、社長が参加するランチ会を年3回行うシステムもある。
美容院の環境を変える
「美容業界で一番働きたい会社になることが目的だ」。同社社員は、そう力をこめる。
美容業界は華やかに見える一方、徒弟制度が色濃く残り、美容室の多くが個人事業として営まれている。このため、従業員が雇用保険や社会保険に加入していないことも多い。また、美容師の給料を歩合制にしている美容院では、顧客の奪い合いという問題を抱えている。同社によると、美容学校を卒業した若者のうち、1年以内に5割が退職するという。
西社長は自らが労働環境に苦労した体験から、どのような仕組みがあれば美容師がやりがいを持てるかを考え、社員の福利厚生を多様な視点から守るシステムを導入している。さすが美容院。顧客のヘアケアに劣らず、社員の待遇もケアしている。(板東和正)
◇会社データ
本社=神戸市中央区加納町3-1-18
設立=平成15年7月
売上高=年間3億円
従業員数=56人(現在、アルバイト含む)