アサヒビールは21日、糖質、プリン体ともゼロの「辛口焼酎ハイボール」を5月13日に発売すると発表した。氷を入れたグラスに注ぐ飲み方を想定した「RTD」というジャンルで、アルコール度数を8%と、一般の缶チューハイよりも高めに設定している。
アルコール飲料全般が伸び悩む中で、このRTDは需要が伸びていることから、アサヒでは強化する分野として目をつけた。いくつか先行商品があるが、「ハイリキザ・スペシャル」は果汁を加えた甘みが特徴となっていることから、今回の新製品「辛口焼酎ハイボール」では食事とも合わせやすい、すっきりとした味わいとした。レモン風味を加えた無果汁タイプも同時発売する。
両タイプとも350ミリリットル缶入りと500ミリリットル缶を用意する。350ミリリットル缶は141円(税抜き)。初年度250万箱(1箱は250ミリリットル24本換算)の販売を目指す。アルコール度7%以上のRTD分野の商品販売は6割程度増やす計画だ。