“戦国時代”缶酎ハイ誕生30年 酒類市場回復の“切り札”となるか (1/5ページ)

2014.1.24 06:00

居酒屋で「酎ハイブーム」が起こった時代(写真)に生まれた缶酎ハイ。市場は右肩上がりを続けている。

居酒屋で「酎ハイブーム」が起こった時代(写真)に生まれた缶酎ハイ。市場は右肩上がりを続けている。【拡大】

 宝酒造(京都市)が初めて世に送り出した缶酎ハイが、今月24日に登場から30年を迎える。発売当初は「居酒屋の人気メニューが手軽に飲める」と人気を集め、今ではサントリー酒類やキリンビールなど、各社が多彩な商品を展開。バリエーション展開しやすいという特性もあり、「第3のビール」などと並び酒類業界の主戦場の一つとなっている。少子高齢化などの影響でアルコール消費が落ち込む中、“壮年期”を迎えた缶酎ハイは酒類業界の救世主となれるだろうか。

 “酎ハイブーム”に乗れ!

 宝が業界に旋風を巻き起こしたのは昭和59年。現在も販売している「タカラcanチューハイ」を投入した。当時は居酒屋のチェーン店が増え始め、若者の間で焼酎を果汁や炭酸水で割って飲む「酎ハイ」がブームとなっていた時代。宝は手軽に飲める缶入りの酎ハイで、トレンドの波に乗ろうと考えた。

 それまで世に出ていなかった商品なだけに、開発者は大阪のキタ、ミナミや東京の上野、新宿などの居酒屋に足繁く通い、繰り返し味を研究。

すっきりとした味わいが人気を集め、ロングセラー商品に

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