川崎重工業が開発した次世代の鉄道車両台車「efWING」。世界で初めてCFRPを採用した【拡大】
さらに、車輪がレールに与える力が安定することで乗り心地が向上する。また、曲線や整っていない線路を走行する際、車輪からレールに伝わる上下荷重が減少して車輪が浮く「輪重(りんじゅう)抜け」が起こり、脱線の一因になるとされるが、efWINGなら輪重抜けの度合いを改善させ、走行時の脱線のリスクが小さくなる。
斬新なデザイン性も評価
川崎重工は、efWINGの実用化に先駆け、2012年6月に米国鉄道協会運輸技術センターで約4500キロの走行試験を実施。基本性能に加え、こうした走行安全性能などを確認した。
課題はまだ納入実績がないことだが、14年度には国内でefWINGを搭載した車両が実際に営業運転を行う見通しだ。
同社は「これまでCFRPを使った台車自体がなかったので、まずは実績をかさね、国内や海外で展開していきたい」と話す。