今後は「ショルダーバッグやトートバッグなどがあるように、『コアルー』を新しいバッグの種類の一つにしたい」と認知度の浸透を図る。ベルトについては、「あらゆるバッグメーカーでコアルーベルトを採用することによって、『YKK』のファスナーのようになればいい」と期待を込める。(佐竹一秀)
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≪Q&A≫
■世界へ日本発の商品展開
--COAROO(コアルー)の由来は
「リュックとして背負うことができるので、子供を背負って木を登る“Koala(コアラ)”、前抱えバッグにできるので、おなかに子供を入れる“Kangaroo(カンガルー)”、2本のベルトを真ん中でつなぐパッドが動くことで、自在に変化するので“Core(真ん中)”。商品の特徴を捉えた3つの言葉を組み合わせてブランド名にした」
--世界へも発信できるのでは
「日本の着物文化がヒントになっているので、日本発の機能的な優れた商品として展開する。日本で企画した商品である『MADE BY JAPAN』の商品の一つとして普及させたい。2020年の東京五輪をきっかけに認知度をアップさせる。年内には直営店を立ち上げ、五輪までには日本と韓国で10店舗を出店することを目指している」
--今後の事業展開は
「レディース用、子供用のほか、ビジネス用やカメラバッグなどはすでに販売している。今後は学生用、スポーツ用などあらゆるバッグを商品化してみたい。アイテムを増やすことで消費者の関心が高まり、欲しいバッグがあれば購入しやすくなる。それによって昨年度の売り上げ850万円を今年度は8000万円に成長させたい」
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