インターネット経由でメッセージのやりとりや通話が無料で行えるスマホ向けのアプリは近年、急速に普及。ソフトバンクなど携帯電話会社が提供する従来のメッセージサービスからユーザーを奪い、ネット通販や広告配信にも活用されている。
LINEの利用者は世界で約3億4000万人にのぼる。出資が現実化すれば、ソフトバンクはLINEの利用者を引き寄せ、ヤフーショッピングなどの電子商取引(EC)やコンテンツ配信での収益拡大を狙える。上場を目指しているLINEとしても出資を受け入れれば企業価値が高まり、公開価格の上昇につながるなどメリットは少なくない。
メッセージアプリをめぐっては、交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックが今月19日、米ワッツアップを約190億ドル(約1兆9400億円)で買収すると発表。楽天も14日、バイバー・メディア(キプロス)を9億ドルで傘下に収めると公表するなど大型買収が続いている。
報道を受け、25日の東京株式市場でソフトバンク株は前日比321円高の8095円と急騰した。