飲み飽きないうまさへ進化した「キリン澄みきり」【拡大】
ビールより割安で楽しめる新ジャンルでキリンビールが「澄みきり」を売り出し好調だ。昨年12月には、発売から約7カ月という異例の早さで商品改良に踏み切り、コクとキレをさらに“進化”。キリンは「澄みきり」で「ビール市場の垣根を越えた戦いを仕掛けていきたい」と意気込んでいる。
お手頃価格の新ジャンルながらコクのある苦みとすっきりとしたキレ味を併せ持ち人気の「澄みきり」。コクとキレといえば、1987年の発売3年後から毎年1億箱を売り上げているアサヒビールのヒット商品「スーパードライ」の大躍進を支えたコンセプト。その「アサヒスーパードライ」は昨年12月、発売27年目にして初めての“進化”を遂げ、辛口のうまさはそのままにキレと泡のきめ細かさを向上させた。
一方、「一番搾り生ビール」で培った麦の取り扱い手法や「ラガービール」でのホップの研究を生かすなど、キリンの主力ビールの技術を注ぎ込み、新ジャンルでキレとコクを実現させた「澄みきり」は、昨年5月の発売から累計販売本数が2億本を突破。昨年12月には、発売から約7カ月という短期間にも関わらず「飲み飽きないうまさ」を追求し“進化”を遂げた。キリンビールは、今後も進化を続け、新ジャンル全体のレベルを底上げし、“ニュースタンダード”としての地位獲得を目指すという。
アサヒビールとキリンビールはそれぞれ発売から27年目と7カ月という両極端な戦略でありながら、リニューアルではなく“進化”を強調する。数多くの種類が出回り一段と激しさを増すビール市場で、ジャンルを越えた争いが注目される。