消費増税後の市場、節約志向か高付加価値か 二極化に挑む企業 (2/3ページ)

2014.3.5 07:44

そごう・西武が大手百貨店として初めて参入したSPAによるブランド「アベック・モード」の売り場=東京都豊島区の西武池袋本店

そごう・西武が大手百貨店として初めて参入したSPAによるブランド「アベック・モード」の売り場=東京都豊島区の西武池袋本店【拡大】

 SPAは「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが得意とする手法で、製造から販売までを自社で手がけるのが特徴だ。そごう・西武も2月19日に西武池袋本店に50代向けのSPAブランド「アベックモード」の売り場を立ち上げた。

 SPAの強みは、自社でデザイナーや工程管理の担当者など採用し、中間コストを省くことで、価格をメーカー品の3~4割安に抑えることができる点にある。加えて、新商品の投入サイクルを2週間程度に短縮できるため、店頭での消費者の反応をみながら、価格や商品構成を柔軟に変更できるというメリットもある。

 そごう・西武は「(増税で)一時的に消費が落ち込んでも、新しい商品を見ると『ほしい』気持ちを我慢できない」(堤真理自主商品部長)という消費者の心理に訴えようとしている。

 ■デフレは終わった?

 スーパーも“二極化”に対応した、新たな戦略に打って出ようとしている。

 イオンは、低価格を武器に売り上げを伸ばしてきたプライベートブランド(PB)「トップバリュ」の半数以上で本体価格の引き下げを検討。商品全体に占めるPB比率を、さらに高める計画だ。

 一方で、PBの高価格帯商品の品目数を、平成26年度中に現在の300から450~500品目に増やす。「消費がネガティブになるところに、イオンへ行ったらおもしろいと言ってもらえる商品群を考え、消費市場のシェアを取る」(横尾博専務執行役)という狙いだ。

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