消費増税後の市場、節約志向か高付加価値か 二極化に挑む企業 (3/3ページ)

2014.3.5 07:44

そごう・西武が大手百貨店として初めて参入したSPAによるブランド「アベック・モード」の売り場=東京都豊島区の西武池袋本店

そごう・西武が大手百貨店として初めて参入したSPAによるブランド「アベック・モード」の売り場=東京都豊島区の西武池袋本店【拡大】

 「金の食パン」のヒットなど、以前から高価格帯PB「セブンゴールド」に力を入れてきたセブン&アイ・ホールディングスも、各カテゴリーのトップメーカーとの連携を強化し、付加価値の高い高価格品の品ぞろえを増やしている。

 ユニーグループ・ホールディングスも、緑茶など購入頻度の高い15~20品目で高価格帯PBを新たに投入する。

 長く続いたデフレ環境下で、低価格競争を強いられてきたメーカーにとって、「メーカー品よりも高額なPB商品が発売され、ヒットしていることは頭を殴られたような衝撃」(大手ビール幹部)だったとされる。

 「高付加価値、高価格なのか、それとも節約志向の低価格なのか」-。流通や食品メーカーなどは、こうした消費者の複雑な動向に必死に対応しようとしている。そして、その対応に成功した企業だけが、消費税8%時代の企業間競争の主導権を握ることを許される。(山沢義徳、松岡朋枝、平尾孝)

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