【WPRCのある風景】(8-2)日本発技術 加工性など最高評価 (2/4ページ)

2014.3.7 05:00

イラストはやし・ひろ

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  • WPRCの原料となる樹皮
  • 集められた間伐材

 ◆海外売上高比率85%

 WPCコーポレーションは菊池社長が2004年に設立。WPRCの技術開発で世界の最先端を走っており、売上高の85%を海外で稼ぐ国際企業だ。

 もともと日本発の技術であるステラウッドだが、世界各地で多くの企業が模倣を試みてきた。メーカーは現在、世界に約500社(うち国内は20社)といわれ、生産量では石油メジャー系の企業がトップを走っている。その中でWPCコーポレーションは高度の国産技術に厳密にこだわり、「重い」「加工性が悪い」などの欠点の克服に挑んできた。その結果、素材の内部に微細な気泡を入れたWPRCの開発に成功した。この新素材は木質感、外観、強度などの点でブナやカシなどの堅木(かたぎ)を超え、かつコストもヒノキなどの高級木材より安いという。

 もととなる原料(基材)はすべて廃材で、製品となって建材などに使われた後、取り壊されて再び廃材となっても、また原料としてリサイクルできる。このため、特に強度に優れた南洋材の代替材として使用が可能で、違法伐採などで危機にひんしている南洋材の枯渇に歯止めをかけ、世界の森林資源の保全にも貢献できる次世代の環境配慮型素材といえる。

 このWPRCの材料に秩父の森林から出る間伐材や木材工場の“やっかいモノ”の小径木や樹皮を加えようというのだ。

 WPCコーポレーションのWPRCは天然木と見まがう質感、加工のしやすさに加え、強度、耐水性、海水耐水性、滑りにくさの4点で最高の評価を得ている。

 これまでのその技術開発は次の3段階に分けられる。

 ◇第1世代(ムク製品/1975年開発)

 木の比率が20~30%の低充填(じゅうてん)タイプ。中身が詰まっているため重く、値段も高かった。

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