【WPRCのある風景】(8-2)日本発技術 加工性など最高評価 (3/4ページ)

2014.3.7 05:00

イラストはやし・ひろ

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  • WPRCの原料となる樹皮
  • 集められた間伐材

 ◇第2世代(中空製品/92年開発)

 木質50%以上の中充填タイプ。質感は木に似ており、軽くするために中空構造にした。このためくぎが打てない、のこぎりで切れないといった弱点があったが、日本では大手住宅メーカーや建材メーカーが床材などに採用した。

 ◇第3世代(発泡製品/2009年開発)

 木の比率は第2世代とほぼ同じだが、顕微鏡で見なければ分からないほど微細な気泡を入れることで、第1世代の2分の1まで軽量化に成功。中身が詰まっており、天然木材と同様に加工しやすい。現在、WPCコーポレーションが製造・販売しているのはすべてこの第3世代。

 ◆第4世代は“夢の素材”

 すでにWPCコーポレーションは第4世代、第5世代の素材開発に着手している。第4世代は、例えばアルミニウムなどとの一体成型。これによって木材の風合いなどWPRCの特性に加えてアルミの強度と加工性をもった、建築家にとっては“夢の素材”が出来上がる。

 第5世代は「企業秘密」(菊池社長)だが、耐火性がテーマのようだ。

 WPRCは「天然木の風合い」をもち、「水に強く長持ち」「ささくれないので人にやさしい」ほかに、「メンテナンス不要」「ノンホルムアルデヒド」などの特長をもつ「地球環境配慮型」の素材だといえる。

 「私たちのこの事業は本来、原料を調達した地域で製品を使ってもらう“地産地消”が理想なのです。使い道のない小径の間伐材や樹皮を原料として有効利用して地元の林業に貢献し、製品のWPRCの加工商品を地元で使ってもらうというサイクルができれば、お互いにハッピーです。この実験がうまくいくよう、私たちも大いに期待しています」(菊池社長)

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