東芝、国内初「グーグルＰＣ」で中台勢に巻き返し　日本勢追随も (2/2ページ)

　米調査会社ガートナーによると、２０１３年の世界出荷台数は前年比１０％減の３億１５９０万台。スマートフォン（高機能携帯電話）やタブレット端末に利用者が流れたことで、過去最大の落ち込み幅を記録した。

　市場をリードする中国や台湾メーカーが価格競争を仕掛ける中、東芝のパソコン事業は今期に最終赤字に転落する見通し。同社は法人向け販売の拡大などに取り組む一方で、割安なクロームブックを販売することで、新たな需要を取り込みたい考えだ。

【用語解説】基本ソフト（ＯＳ）

　コンピューターシステム全体を管理するソフトウエア。パソコン向けでは、世界市場の約９割を占める米マイクロソフトの「ウィンドウズ」のほか、アップルの「マックＯＳ」などがある。スマートフォン（高機能携帯電話）向けでは、グーグルの「アンドロイド」やアップルの「ｉＯＳ」が激しいシェア争いを繰り広げている。