--女性目線、子供目線で開発した
「三菱自として初めてのスーパーハイトワゴンだ。30歳の4人家族で3歳と1歳の子供がいる、というターゲットを想定して、2012年のはじめごろから、競合他社(ダイハツ工業、スズキ、ホンダ)のユーザーから直接聞き取りをして、お客さんが求めているものを探った。その結果出てきたのが、『後ろの子供が夏になると汗だくで寝ているのよ』とか、『窓ガラスに吸盤で貼り付ける日よけは外れやすくて困る』といった指摘だ。競合車種と並べて使ってもらい、改善点を探ったりもした」
--燃費性能は他社の競合車種に比べて劣るが
「スーパーハイトワゴンに求められる要素は、一番が広さ感、次が使い勝手だ。燃費はさほど重視していない。ユーザーの聞き取り調査でも、『(燃費の)カタログ値って私たちが運転しても出ないよね』『どの社も小数点以下の数字で勝負しているけれど、1リットル当たり5キロぐらいの差だったら格好いいほうを選ぶよね』といった声が出ている。5キロといったら大きな差だが、ユーザーの感覚は開発者の感覚とは異なるようだ。そこで安全装備や快適に走れるエンジンの性能などを重視して開発を進めたら、燃費の優先順位がだんだん下がってきた。エコカー免税を取得できる範囲には当然収めるが、それ以上はこだわらなかった」