【クルマ人】あえて燃費性能こだわらず 三菱自「eKスペース」開発の狙い (3/3ページ)

2014.3.16 07:00

新型軽自動車「eKスペース」と三菱自動車の益子修社長

新型軽自動車「eKスペース」と三菱自動車の益子修社長【拡大】

  • 「eKスペース」の開発責任者、三菱自動車の秋田義雄プロダクトエグゼクティブ

 --各社がこぞって入れている衝突回避装置は搭載されていない

 「企画段階では、衝突回避装置はあるに越したことはないけれど、コスト的に高くつくということでためらった。ここまで世の中がこの装置を求めるようになるとは思わず、読みが甘かったのは否めない。準備ができ次第、なるべく早く搭載するようにしたい」

 --共同開発した日産自動車デイズルークスとの差別化は

 「基本的には、日産と三菱を出して4強に入りましょうというのがポリシーだ。単独で狙っているわけではなく、ベーシックにはまったくといっていいぐらい同じ車だ。でも、日産や三菱のマークをつけるとき、少しでも各社の個性、車に対するアイデンティティーは出したかった。そこで独自のデザインを入れている。三菱は柔らかいけれど力強さがあるデザインをイメージ。特に(上級モデルの)カスタムは『デリカD:5』のような縦3本線のフロントグリルを持ってきたら、社内でも評判がよく、それを採用した」

 秋田義雄(あきた・よしお) 同志社大大学院終了。1980年、三菱自動車入社。ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ駐在などを経て、プロダクトエグゼクティブとして初代パジェロスポーツやeKワゴンのプロジェクト統括を務めた。59歳。大阪府出身。

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