清水建設およびスーパー連携大学院と三者協定を締結しているグリーンフロート構想【拡大】
これまで同社は、多数の大学の研究シーズを紹介するサイトとして「野村イノベーションクラブ」を運営してきたが、大学の特許情報には専門用語が多いなどの理由で一部の専門家による利用に限定されていた。今回デザインも一新してリニューアルされた「野村イノベーションマーケットweb」(http://nim.nomura.co.jp/)では、すべての研究シーズがバイオやIT、機械などの分野別に分類されており、個別のシーズには、博士号を持つ社員などによってその技術が分かりやすく解説されている。掲載された研究シーズに関する問い合わせは野村証券で受け付け、スムーズに大学に紹介する体制を整備することで、事業会社の要望に対してより的確に対応することが可能となった。大学にとっても同サイトの登録・利用増加によって、より多くのシーズのマッチング機会を得られる。
事業化にあたっては、野村グループのネットワークやリソースを活かして、初期の段階から戦略的な支援を実施。企業のニーズを基点に育成を行い、成長段階に応じて、ベンチャーキャピタルや地域金融機関などを紹介して、事業発展の橋渡しを行う。その後の大型投資やM&A(合併・買収)、さらには新規株式公開(IPO)までを一貫して見据えたサポートを行うことが特徴だ。
◆最先端技術を目利き
大学発ベンチャーの事業化によって新しい産業を創出することは、国も力を入れて取り組んでいるテーマだ。文部科学省は大学発ベンチャーの起業前段階から、民間の事業化ノウハウと政府の資金を組み合わせることで、リスクは高いがポテンシャルの高いシーズに関して事業化を目指す「大学発新産業創出拠点プロジェクト」を12年度から新たに開始した。