【野村HD研究】(23)知的財産の発掘から事業化までを支援 (3/5ページ)

2014.3.19 05:00

清水建設およびスーパー連携大学院と三者協定を締結しているグリーンフロート構想

清水建設およびスーパー連携大学院と三者協定を締結しているグリーンフロート構想【拡大】

 野村HDは、同プロジェクトにおいて、事業プロモーター(事業化ノウハウをもつ機関)に選定され、今年度は3件の大学シーズの事業化に取り組んでいる。事業プロモーター11社のうち、唯一の証券会社として参画しており、同社のもつネットワークや、最先端技術を目利きするノウハウが評価された形だ。

 現在野村が取り組んでいるプロジェクトは、実用化が進めばいずれも人々の日常生活に影響を与えるような革新的な技術ばかりだ。将来は大手企業へのライセンシング、事業提携や上場も視野に1~3年以内に研究開発型ベンチャー設立を目指して支援を行っている。

 ◆大学の知を産業界に

 野村証券では、大学の知財を広く普及する活動にも力を入れており、日本最大の大学知財の展示会「イノベーション・ジャパン」に、04年の第1回から特別協賛を続けている。

 10年目を迎える昨年8月に東京ビッグサイトで開催された同イベントでは169大学から402件の展示があり、大学数、出展数とも過去最高。シンポジウムでは、大学発ベンチャーとして上場した企業や、新事業を産学連携で開発した事業会社の社長による講演があり、盛況だった。野村証券ブースでは、清水建設およびスーパー連携大学院と三者協定を締結している「グリーンフロート」構想関連の展示も行われた。

 「グリーンフロート」構想とは、赤道直下の太平洋上に環境共生型の人工浮体都市(環境アイランド)を建設する未来都市構想。本構想自体は長期的なビジョンであり、これを実現するにあたって、さまざまな大学や企業が研究開発に関与することで、新たな事業化アイデアの創出が期待されている。

 野村グループは今後も、金融・資本市場活性化に向けた成長分野への投資の促進を通じて、新たな産業創出および市場参加企業の創出に貢献していく。

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