東レ・カーボンマジック 世界が認める最先端の軽量化技術 (3/4ページ)

2014.3.20 05:00

本社工場の全景

本社工場の全景【拡大】

  • 安藤伸哉氏
  • 本社工場で最初に迎えてくれるカーボン製のレーシングカー
  • 熱と圧力で硬化させるオートクレーブ

 量産化への対応とともに品質保証体制も強化した。これから本格的な用途開発も手がけていく方針としている。期待する分野は医療機器。カーボン素材の特性のひとつであるX線の透過性を利用し、レントゲン撮影に関わる部材や手術道具などへの用途が今後も増えていくことが見込まれる。義足などもある。さらに老朽化した橋脚の補強など土木・建設分野のほか、航空機用の部材製造も視野に入れている。

 東レ・カーボンマジックの技術が多くの場で活躍する時代がすでに到来している。やがては、特殊な高級品用の素材が普及品にまで広がる時代が来るだろう。ピラミッドの頂点は徐々に高さを低くしていく。カーボン製品は確実に次のステージへと移行していく。

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 □代表取締役社長・安藤伸哉氏

 ■誇りを持って夢のある製品を市場に供給

 どのような製品の依頼でも、自社で設計開発を行い試作できるのが強みです。製造段階では熟練した社員たちがカーボンの特性を生かす製品を作り上げ、充実させた品質検査で常に最高級品に仕上げています。

 従来は、多品種少量生産が中心でしたが、これからはロットを伴った生産も積極的に取り入れていく方針です。自社工場とタイの生産子会社ともに工場の増設を図り、今後見込まれる需要増に対応していきます。熟練者から若手社員への技術伝承も行いながら、さらなる技術力向上を図り、社員全員が先端技術に携わる誇りを持って業務に臨んでいける体制を構築していきたい。

 また、東レグループの一員として、社会に役立つ製品を供給することもわれわれに与えられたミッションです。カーボン成形品市場の現在は、さらなる拡大に向けて飛び立とうとしています。確実にステージはもう一段上へと移行するでしょう。そのための体制固めをより積極的に行うのが当面の目標です。

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