会見する自工会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)=20日、東京都港区(飯田耕司撮影)【拡大】
トヨタ自動車の豊田章男社長は20日、2009~10年にかけて米国などで起こした大規模リコール(回収・無償修理)問題で、「お客さま第一という基本理念に立ち返れた」と述べた。日本自動車工業会の定例会見後の記者団の囲み取材に応じた。
19日に12億ドル(約1210億円)を支払うことで米司法省と和解したことについては、「当局との合意もある。昨日の発表(車の安全性と品質についてお約束申し上げたいとのコメント)以上のことは申し上げられない」とした。
一方、リコールに自体については、「顧客に迷惑をかけること。お客さまの視点に立つことが大事」とする一方で、「各社が先行技術のチャレンジをした結果でもある。いいクルマづくりをするための持続的発展には良いこと」と理解を求めた。
また、自工会会長として各社のリコール制度の活用について、「法令遵守という観点から、自動車の基本動作の安心、安全につなげるためのもの、という流れに大きく変わってきた」と指摘。そのうえで、「リコールを悪と考えてほしくない」とした。