三菱電機社長に4月1日付で就任する柵山正樹執行役副社長は20日、フジサンケイビジネスアイなどのインタビューに応じ、2015年3月期で売上高と営業利益ともに過去最高を目指す方針を明らかにした。グローバル事業を成長の柱に据え、収益の拡大を目指す。
三菱電機は当面の経営目標として売上高4兆円を掲げているが、14年3月期の見通しは3兆9500億円。柵山氏は「14年度中に4兆円を超え、今後は5兆円を視野に入れたい」と意気込みを語った。同社の過去最高の売上高は00年度の4兆1294億円。営業利益は07年度の2640億円で、14年度に上回りたいとしている。
今後の成長に向けては海外事業を強化する。柵山氏は「これからはトルコ、インド、タイ、ベトナム、インドネシア、ブラジル、メキシコに注力したい」と語った。4月以降は、同社の海外での認知度向上やグローバル人材の確保、育成の強化にも乗り出す方針だ。
売上高5兆円に向けたM&A(企業の合併・買収)による事業拡大については「数千億円の案件は視野になく、数百億円の規模を想定している。自分たちが持っていない能力を持つ会社を買収したい」と述べた。