PCに止まらず、多様なモバイル情報機器を持ち歩くことが当たり前になった最近のビジネスマンにとって、ビジネスバッグにはこれらの機器をスマートに収納しつつ、快適に持ち歩く機能性が求められる。このニーズに応えるため、エースでは、長年培ったカバン作りの技に加え、人間工学に基づくデザインを取り入れた商品の開発に力を入れている。開発担当者たちが、東京駅やビジネス街で、実際にビジネスマンのバッグの持ち方などを観察してみると、ハンドルの持ち方一つとっても大きく3つに分けられることが分かった。軽そうなバッグは指先だけ、少し重そうになると親指以外の指で握る形、そして重そうなバッグは親指も使って手のひら全体でしっかり握り込む形が多い。重量がかさみがちなモバイル情報機器を長時間持ち歩いても手に負担をかけないようにするために採用されたのが、「アシンメトリーハンドル」だ。
◆自然と手になじむデザイン
実際に、ハンドルを握った手の中の空間は楕円(だえん)形になっており、その長軸はわずかに体側に傾いている。長さを変えた2本のハンドルが、握った状態で上下に重なり合い、自然に手の中の形になじむようにデザインされている。手のひらが自然にハンドルと密着するため、持ちやすさが格段に向上した。
肩にかけて使うシーンでの快適さもビジネスバッグの重要な要素だ。バッグの重みが肩に食い込むように感じられたり、歩いているうちにずれやすく体を傾けながら歩いたりするようでは、会社に着くまでに疲れ果ててしまう。肩掛け使用時の快適さを左右する重要なアイテムであるショルダーパットには、これまでもさまざまな工夫が凝らされてきた。「エースジーン EVL-2.5」に採用された「3Dショルダーパッド」は、人の体の形状や歩行時のパットやベルトの動きを科学的に研究した成果を生かして、さらなる肩への負担軽減を実現することができた。