「香り」を加えた新商品を積極投入する小林製薬は、カイロや洗浄剤など幅広い分野へ大展開している=東京都中央区【拡大】
一方、香りブームの火付け役となった体に貼り付けるシート類やマスクは種類がさらに増えた。花王は昨年10月、首もとを温めるシート「めぐりズム 蒸気でグッドナイト」から「夢みるラベンダーの香り」を発売。小林製薬傘下の桐灰化学(大阪市淀川区)が昨年11月、業界初の香り付き使い捨てカイロ「香るカイロ」を投入すると、興和は「ほんのりハーブが香るマスク」のシリーズにラベンダーとカモミールの香りを加え、売り上げを伸ばしている。
ただ「関連商品が増えすぎて売れない商品も出始めている」(日用品大手)ともいう。日本総合研究所の小方尚子主任研究員は「似たような付加価値は飽きられる。あえて低価格路線を進むといった分かりやすい独自性が必要だ」と指摘している。