◆全世代をターゲットに
試作と評価を100回以上繰り返し、完成にこぎ着けたのは昨年末。大塚氏は「正直に言って缶コーヒーには偏見もあったが、革命的においしいと思える品ができた」と、太鼓判を押す。
満を持して発売するのは、ほどよい苦みと豊かな香り、なめらかな口当たりが特長の「香るブラック」と、華やかな風味と複雑なうまみ、後残りしない甘さが特徴の「コクの微糖」、しっかりしたコーヒーの味わいが楽しめる砂糖・ミルクのバランスが良い「熟練ブレンド」の3種類。
2002年の発売以来となる大きな刷新を印象付けるため、王室の紋章をイメージした従来のロゴも変更した。缶の中央には「一滴に懸ける思いを象徴するドリッパー」を大きく描いた。
「ヨーロピアン」は従来、欧州で好まれる深煎りコーヒーを志向し、「味にこだわる40代」を主要ターゲットに想定していた。しかし、リニューアル後は「将来の中核となるユーザーを育てる狙いで、コーヒー飲用者全体に届くメッセージを発信していきたい」(島岡氏)という。日本コカ・コーラの旗艦ブランドである「ジョージア」のファン層拡大につなげられるかどうか、今後の販売戦略も注目される。(山沢義徳)