携帯電話回収にも注力
一方、回収した携帯電話の収益化にも注力する。スマートフォン(高機能携帯電話)の販売競争が激化する中、古い機種はすぐ在庫となる。これまでは経理処理上、容易に処分できなかったが、13年度から使用済み携帯と同様に処理業者への売却を始めた。KDDIは、携帯電話1台に使用されている金や銀、銅、パラジウムなどの価値を計140円と算出。処理業者に買い取ってもらう仕組みを作り、収益源にした。
回収した使用済み携帯電話は、障害者雇用の子会社KDDIチャレンジドに運び、80人近い社員が手作業で端末を20種の部材に分解する。利益は1~2割減るが、資源化率を向上させることで環境保全効果を高めている。
KDDIは16年度を最終年度とする環境保全5カ年計画を推進、基地局設備の再資源化もその一環。14年度中に携帯電話や通信設備の製造全般にかかわる二酸化炭素(CO2)排出量などを算出したいという。「社員の通勤や出張も含め企業活動全般を通じてどこを削減すればいいかという対策で他社に先駆けたい」(田中氏)考えだ。(芳賀由明)