消費増税を控え、店員が商品の値札の付け替え作業を行った=31日、東京都品川区のローソンTOC大崎店【拡大】
コンビニエンスストアや百貨店では31日、値札への付け替えや商品の入れ替えなどの対応に追われた。
ローソンTOC大崎店(東京都品川区)では31日午後、値札の付け替え作業が大詰めを迎えた。同店は3月29日から弁当やおにぎりを除く約3000点の商品で値札の付け替えを開始。従業員が接客の合間に、従来の総額表示から税抜き価格と総額表示を併記する値札に付け替えた。
ローソンは31日中に全店で値札の付け替えを済ませる方針で、1日の午前0時になると自動的にレジの税率を8%に変更。牛丼チェーンの吉野家など一部の外食は1日の午前中に価格が切り替わる。
例年より2週間早い1日から夏物衣料品を売り出す百貨店大手の高島屋も午後8時の閉店後、全店で商品の入れ替え作業を実施。店頭の品ぞろえを大幅に変えることで、増税後の消費の冷え込みを防ぐ考えだ。