日産自動車の主な業績と順位【拡大】
11年6月に打ち出した経営目標「日産パワー88」では、収益力を示す売上高営業利益率と世界シェアを17年3月期までに8%に引き上げることを掲げた。しかし、折り返し地点となる14年3月期の営業利益率は4%台の見通しで、世界シェアは6%台にとどまる。
停滞感否めず
目標発表時にゴーン社長は「多大な努力が求められるハードルの高い経営計画」としたものの、他社の営業利益率が軒並み6%に高まる中で日産の停滞感は否めず、同社幹部も「結果は弱い」と出遅れを認める。
現状維持からの脱却には「リコールの増加や米国でのインセンティブ(販売奨励金)の多さといった問題が要因」(アンディ・パーマ副社長)といった課題の解決とともに、「聖域なしの改革」が欠かせない。その象徴としてゴーン社長は昨年11月、日産パワー88の停滞を理由に当時の志賀俊之最高執行責任者(COO)を副会長に退かせる更迭人事を断行した。