村松衛常務執行役【拡大】
原電には、原発を持たない沖縄電力を除く電力9社などが出資。東電の出資割合は13年9月末時点で28.23%と2位の関電を約10ポイント上回る。だが、経営再建中のため、原電が銀行団から借り入れている約1000億円の債務保証を引き受けられず、関電など4社に任せた。
このため、“大物”の村松氏を送り込むことで、金銭的支援の代わりに人的支援を強化することにした。
原電の将来については、原発の再稼働が厳しくなる中、一部アナリストからは「廃炉専門会社」への転換を促す声や、敦賀3、4号機予定地に火力発電所を建設する案も出ている。
村松氏は、他の幹部や監督官庁と調整しながら、原電の生き残り策を模索しなければならない。東電エリート幹部の真価が試されそうだ。