損害保険大手の損害保険ジャパンと日本興亜損害保険は7日、自動車保険料をそれぞれ7月と9月から平均2.5%値上げすると発表した。消費税率引き上げや部品価格の上昇による修理代の負担増などを、保険料に転嫁する。4月の消費税増税後、主要損保の保険料引き上げは初めて。保険料は、車両保険付きの一般的な契約内容で、年間2000円程度の引き上げになる見通し。自動車保険の保険料は非課税だが、損保会社が自動車修理工場に支払う修理費用などには増税後の税率が適用され、損保会社の費用負担が増す。そのため、自動車保険の商品改定に合わせて値上げを決めた。