住友生命保険が営業活動で使うタブレット端末。ソフトを刷新しコンサルティング力を強化する【拡大】
生命保険各社が顧客への商品説明などに使う営業担当者のタブレット端末の機能拡充に乗り出している。住友生命保険は端末用のソフトを25日に刷新し、顧客に分かりやすいシミュレーションを提示できる仕組みを採用。太陽生命保険は24日、端末に新機能を加え、数十種類のモデルプランを基に顧客に最適な保険プランを素早く設計できるようにする。各社とも担当者のコンサルティング力を高め、新規顧客の獲得につなげる考えだ。
住友生命が端末用のソフトを刷新するのは6年ぶり。顧客の年齢や家族構成、収入などの情報を基に、将来必要になる生活費や教育費などのデータを示しながら必要保障額を試算。最適な保険プランの設計シミュレーションを7つ段階に分けて順番に説明できるようにした。
これまでは営業担当者が各種のシミュレーションを自ら組み立てる必要があり、商品の提案力にバラツキが生じていた。一定のパターンに沿ってコンサルティングを行えるようにすることで、担当者約3万人の対面営業力の底上げにつなげる。