MNPによる転入数の首位はKDDIの83万4700件(17.4%減)、2位はソフトバンクの41万1200件(2.0%減)で、ともに前期より減少した。
毎年最大の商戦期となる3月の純増数は、ソフトバンクが64万9500件で、2位のドコモが51万5500件だった。3社合計の純増数は前年同月比4.4%増の165万9600件。各社による高額キャッシュバック(現金返還)キャンペーンや「消費増税の駆け込み効果もあった」(ドコモ)。
一方、毎月の契約数発表をやめるのは、携帯電話契約数が成熟期に入り、毎月公表する意義が薄れたほか、「事業者間の競争激化を招いていた」(携帯電話事業者)ため。4月からは携帯各社が決算会見時に四半期ベースの契約数を公表する。