【底流】関電2原発、優先審査入りできず 自らの主張にこだわった理由 (2/4ページ)

2014.4.13 07:00

 だが安全審査では、大飯の陸側に1つ、海側に2つある計3つの断層の動きをめぐって、規制委と関電の見解は終始、平行線をたどった。

 規制委は「3つの断層は同時に動くものとして基準地震動(最大規模の地震の揺れ)を考えるべきだ」と主張。これに対し、関電は「海と陸の断層距離は離れており、3連動の可能性は低い」と反論し続けた。

 関電がここまで抵抗したのは、規制委の島崎邦彦委員長代理の口ぶりが曖昧だったためだ。

 曖昧さを“誤解”

 「決定的なエビデンス(証拠)ではない」「まだ気になっている」「関西電力さんの見識による」…。

 島崎氏はこんな表現で、関電が示すデータを門前払いしてきた。婉曲な口ぶりを、判断が揺れつつあるためだと考えた原子力事業本部の担当者は「もう少しで納得してもらえそうや」と審査会合では熱を入れて説明した。

 だが、島崎氏は常にのらりくらりとかわした。最終的に関電は、「3連動しないことを100%証明できない」と根負けした。3連動の受け入れに伴って、大飯の基準地震動を従来の700ガル(ガルは揺れの強さを表す単位)から759ガルへ引き上げた。

震源の深さに関しても双方の溝は埋まらなかった

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