【底流】国内勢と海外勢が火花 M&A助言で競う証券業界  (1/4ページ)

2014.3.6 06:04

経営統合で会見する東京エレクトロンの東哲郎会長兼社長(左)。M&Aをめぐる助言会社の競争も激化している=コラージュ、写真はロイター

経営統合で会見する東京エレクトロンの東哲郎会長兼社長(左)。M&Aをめぐる助言会社の競争も激化している=コラージュ、写真はロイター【拡大】

 企業がM&A(合併・買収)を行う際、財務面などの助言を行う「M&A助言・仲介業務」をめぐり、業界内の競争が激化している。国内ではこれまで、証券最大手の野村ホールディングスが圧倒的な強さを誇ってきた。だが、平成25年に三菱UFJモルガン・スタンレー証券がトップに躍り出て、今年の大型案件のサントリーホールディングスによる米ビーム社買収にも名前を連ねるなど好調だ。国境を越えたM&Aは今後も増える見通しで、各社は事業強化を急いでいる。

 ■“米国勢”が上位 

 1月13日に発表されたサントリーの大型買収で、証券業界にも衝撃が広がった。多額の手数料が得られる巨額のM&Aで、サントリー側のアドバイザーを務めたのが三菱モルガンだったからだ。三菱UFJフィナンシャル・グループとモルガン・スタンレーという日米の金融大手が22年に合弁で設立した同社は、今年の受注競争で早くも優位に立った形だ。

 こうした業界の趨(すう)勢(せい)は、米金融情報会社、トムソン・ロイターなどが集計する「リーグテーブル」で一目瞭然だ。証券会社が関わったM&Aの金額を合計した順位によると、25年の日本企業関連(不動産案件を除く)では三菱モルガンが2位の米ゴールドマン・サックスに1兆円以上の差をつけた。

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