ダイキンの悲願、3度目の北米挑戦 高性能の「日本式」で席巻目指す (1/4ページ)

2014.3.22 08:00

ダイキン工業の米ヒューストン工場。業務用ではダクトレス方式のエアコンの生産を開始した(同社提供)

ダイキン工業の米ヒューストン工場。業務用ではダクトレス方式のエアコンの生産を開始した(同社提供)【拡大】

 ダイキン工業が先月下旬、北米で業務用のダクトレス方式のエアコンの生産を開始した。ダイキンはかつて2度、北米への本格進出を試みたが、空調方式の違いや販売網の課題などから撤退を余儀なくされた苦い経験がある。だが一昨年、北米に強力な販売網をもつ米家庭用空調大手のグッドマン・グローバルを大型買収したのをきっかけに、一気に北米市場に攻めこんだ。“悲願”の自社製エアコン生産開始で、めざすは世界最大の北米市場席巻だ。

 プラザ合意、方式の違い…北米進出、苦難の歴史

 「米国抜きに世界ナンバーワンは成り立たない」

 ダイキンの井上礼之会長はかねてからこう強調していた。ただ、世界需要の3割を占める巨大な北米市場は、ダイキンが苦い経験を持つ“鬼門”でもあった。

 ダイキンは過去に2度、北米進出で撤退を余儀なくされている。1度目は、家庭用エアコンの輸出を始めた1980年代。プラザ合意(85年)を機に一気に進んだ円高・ドル安で競争力を失い、88年に撤退した。

 2度目の進出は、98年。今度は家庭用ではなく、業務用エアコンで現地の暖房メーカーと合弁会社を作った。だが、合弁相手の販売網が薄かったことなどから認知が進まず、利益も上がらなかったため、わずか2年で解消に至った。

苦戦の原因の一つは、空調方式の違い

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