経営統合で会見する東京エレクトロンの東哲郎会長兼社長(左)。M&Aをめぐる助言会社の競争も激化している=コラージュ、写真はロイター【拡大】
前年首位のみずほフィナンシャルグループは6位、23年まで5年連続首位だった野村は3位にとどまり、“米国勢”が優位にある。独立系証券の幹部は「巨額の金が動く大型案件ではそれに見合った資金が必要になる。融資ができる銀行系グループは有利だ」と指摘する。
実際、サントリーは今回の買収資金にあたる約1兆4千億円を、三菱東京UFJ銀行からのつなぎ融資で手当てする。関係者は「米国に強いモルガンと、銀行の融資、両方が寄与したようだ」と指摘する。
■海外情報に強み
勝ち組同士の合従連衡として大きな注目を浴びた、半導体製造装置で首位の米アプライドマテリアルズと世界3位の東京エレクトロンの経営統合でも、三菱モルガンは東京エレクトロン側のアドバイザーに選ばれた。同社の東哲郎会長兼社長は統合会見で、「日米のリーディングカンパニーが一緒になって、コスト削減効果を出すことがベストだと思った」と強調した。
三菱モルガンはこのほか、住宅設備国内最大手LIXIL(リクシル)グループによる独グローエの買収などの大型案件も手がけている。